日本ガスケットの歴史
大気汚染問題による排ガス規制、オイルショックによる省エネ・軽量化対策‥‥。エンジンが社会環境の変化に伴い改良・発達を繰り返すたび、ガスケットもまた、改良・発達を繰り返してきました。 アラミド繊維からグラファイト、そしてメタル素材へ。各素材のウィークポイントを補い、新しい素材の適応性を見極める。そこにミクロン単位の精密加工を施し、シール力を一層高めていく。試行錯誤の上で培われてきた私たちの優れた技術開発力そのものが、日本ガスケットの歴史でもあるのです。
・・・・ 日本ガスケット
・・・・ 大豊工業
日本ガスケット&大豊工業 開発の歴史 | 仕様 | 取り巻く環境 | |||
1966
抄造によるソフトガスケットの一貫生産開始(カローラ用K型エンジン)
1969
フランス:キュリティ社より技術導入
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1974
イギリス:ダウティ・シールス社よりプリント加工製法の実施権取得
1978
EGS(エクスパンディッドグラファイトシート)ガスケットの量産開始
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1983
アメリカ:デーナ社 ワイヤリング製法の一部実施権
1985
メタルガスケットの開発開始
1986
ドイツ:クリンガー社 ノンアスベストシート技術導入
1986
メタルガスケットの開発開始
1987
低温冷熱耐久試験設備を滋賀工場に導入
1988
イギリス:ニコルソン社メタルガスケットの特許の一部実施権
1989
ディーゼルエンジン用メタルヘッドガスケット量産開始
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1990
世界初 ガソリンエンジン用1層メタルヘッドガスケットの量産開始
1991
ガソリンエンジン用メタルヘッドガスケット生産開始
1992
単層メタルガスケット、トヨタ自動車「技術開発賞」受賞
1997
アルミオープンデッキ用ヘッドガスケット量産開始
1999
ボア間幅狭エンジン用ガスケット量産開始
圧入シリンダーライナ対応ガスケット量産開始 |
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2002
TFGG(アメリカ 現:TAIHO MANUFACTURING OF TENNESSEE Inc.)でメタルヘッドガスケットの量産開始
2003
PT. NHK GASKET INDONESIA(インドネシア)でメタルヘッドガスケットの量産開始
2003.11
大豊工業・日本ガスケットの協業体制確立
2003
環境適応材料でのメタルガスケット一貫生産
2006
大豊工業株式会社のガスケット事業全てを生産移管
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2010
技術センターを本社に移転
2012
抄造技術を応用した樹脂ギヤの量産開始
2013
NIPPON GASKET (THAILAND) CO., LTD.(タイ)でメタルヘッドガスケット量産開始
2020
煙台日柯斯密封墊有限公司(中国)でメタルヘッドガスケット量産開始 ガスケットのシール技術を応用したFCターミナルNo.2を量産開始
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